土地資料の見方のお勉強！～防火地域編～
STAFF
Date：2023/5/25Author： スターロード
目次
いつもブログを閲覧頂きまして誠にありがとうございます
Maruko-Home奈良香芝店
ホームアドバイザー
スターロードです
梅雨入りのニュースが流れ出し
ジメジメとした苦手な季節が始まりますね・・・
汗が思っている以上に出る分
水分補給・塩分補給をこまめにして下さい☆
「土地資料の見方のお勉強！」シリーズは
今回から3回に渡り
「防火」関係をテーマにお届けいたします♪
第1回目は
「防火地域編」
第2回目は
「準防火地域編」
第3回目は
「法22条区域編」
です！
・はじめに
上記の資料の赤枠に
「防火地域」
という記載がございます
文字だけでも何となく予想がつく方もいらっしゃるかもしれませんが
まず内容を説明すると
防火地域・準防火地域とは、都市計画法において、
火災が発生した場合の被害を最小限に食い止めるために指定される地域のことをいいます
そのため、防火・準防火地域指定されている地域で家を建てる場合には制限があり
耐火性や延焼防止性の高い建物にする必要があります
先程ご説明しましたように
街づくりのルールを定める都市計画法には
住民の安全面に配慮した防火・防災による地域区分があります
火災の被害が起きやすく最も規制が厳しいエリアが
防火地域として指定され
それを取り囲むように準防火地域が指定される傾向にあります
・防火地域とは？
防火地域は建物の密集度が高く
また火災の際に消防車・救急車などの緊急車両が通る
主要な幹線道路沿いのエリアなどが指定され
都市の中心部である事が多い傾向があります
地域によって
それぞれの建築制限が設けられますが
防火地域はもっとも厳しい制限があり
基本的には地域内で木造建築物を建てることができません
・防火地域の調べ方は？
探してきた土地が上記の規制区域に該当するかは
土地資料や不動産会社に聞くことで確認することが出来ます
しかしながら大切なことは
「該当しているか？」
ではなく
「家を建てれるか？」
だと思います
広さ・金額・立地などが探し求めていた条件にピッタリな場合
やはり捨てがたいと思います
ただ建てれなかったら意味がありませんよね
まずは
自治体の都市計画課に聞く
ことです
もう1つは
ハウスメーカーに調査をしてもらう
です
「家を建てられるのか？」
「家を建てるために起きる制限は？」
など建物に関することは、やはり我々、建物屋に確認して貰うことです
・防火地域の建築制限
防火地域に建物を建てる場合は
以下のような建築基準法で設けられた構造の制限があります
防火地域では3階建て以上または延床面積100平方メートル超えの建物は耐火建築物に
それ以外の建物は準耐火建築物等にすることです
耐火建築物とは、壁・柱・梁・床・屋根・階段など建築物の部分の構造のうち
耐火性能（火災が終了するまでの間、火災による建築物の倒壊および延焼防止のために建築物の部分に必要な性能）に関して
一定の技術的基準に適合する鉄筋コンクリート造やれんが造等の構造で
国土交通大臣が定めた構造方法を用いる、あるいは国土交通大臣の認定を受けたもののことを指します
※準耐火建築物は
耐火建築物の「耐火性能」の部分が
「準耐火性能（火災による延焼を抑制するために建築物の部分に必要な性能）」になったものをいいます
・防火地域で木造住宅を建てるには
防火地域内で木造住宅を建てる場合は
2階建て以下で延床面積100平方メートル以下という制限が従来のものでした
しかし、現在は3階建て以上で100平方メートルを超えるものでも
耐火建築物の基準を満たせば建築できるようになっています
ただし、木造を耐火建築物とするには施工が難しく、通常の木造住宅よりも費用がかかりやすくなっています
そのため、施工前によく考えて決めるようにしましょう
・まとめ
今回は
「防火地域」
について書かせて頂きました
「防火地域」は一番厳しい制限がありますが
1棟が火災を生じた場合
その火が燃え広がりたくさんの命が失われる事を考えると
必要な制限です
お家を建てる為の検討地がこの区域に入っていた場合
どうすれば建てれるのか？
防火建築物にするためにはどうすればいいのか？
どれくらいの予算を考えれば良いのか？
たくさんの確認事項があります
お困りの際は土地資料をお持ちになり
ホームアドバイザーがいつでもご相談に乗らせて頂きます☆
次回は
「準防火地域」
について書かせて頂きますのでお楽しみに♪
笑顔が集まる家づくり
Maruko-Home
モデルハウス来場予約