BLOGブログ

古(いにしえ)の縁起を大切に Part2

STAFF

いつもブログをご覧くださいましてありがとうございます

Umi坊主です

 

今回は、前回に引き続き住宅業界の縁起について少し紐解いていきたいと思います。

【三隣亡(さんりんぼう)】

日本大百科全書によりますと、以下のように記載されています

 

「九星(きゅうせい)に関する俗信。1・4・7・10月の(い)の日、2・5・8・11月の(とら)の日、3・6・9・12月の(うま)の日とする。もともと陰陽道(おんみょうどう)に基づくものであるが、日本に入ってから文字を独自に曲解し、この日に建築(とくに棟上げ)することを忌む風が広くあり、火事になるなどという。近世に陰陽師(おんみょうじ)などといわれる人々が広めた俗信で、いまも気にする人があるが、もちろん、なんの根拠もない。」[井之口章次]

※無料イラストより

この三隣亡の日に建築をすれば火事を起こし、近隣3軒を焼き滅ぼすといって忌むとのことだそうです。

陰陽道を起源とする習わしが気にされる方もいらっしゃいます。私たちを含む建築業界にかかわる人たちは、

お施主様のお気持ちはもちろんのこと、ご親族の方々のお気持ちも含めて大切にするため

三隣亡の日を把握して対応するようにしています

 

【土用(どよう)】

実は土用は年に4回あります。

土用は中国から伝わった「陰陽五行思想」に基づいています。

陰陽五行思想では、自然界は木・火・土・金・水の5つの要素から成り立っていると考えます。季節もこの5つの要素に当てはめて、春は木、夏は火、秋は金、冬は水の気と考えられました。そして、土は季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日間に割り当てられました。この時季は土の気が盛んになるとされ、「土旺用事」と呼ばれ、それが「土用」となりました。

※無料イラストより

 

 

土用というと「土用丑の日」を想像される方が多いと思いますが、期間としてはまさにそれで、年4回あるこの期間には地面をいじる基礎工事などは着工しない方が良いとされています。土用の期間は、立春、立夏、立秋、立冬前の18~19日間です。気候が大きく変わる時期なので、土を触る工事を避けた方が良いと言われるのが由縁だそうです

 

【階段の段数】

マルコーホームでは、一般的に階段段数は2階上がり切りが14段目、もしくは15段目としています。

 

建築基準法によりますと

蹴上(1段の高さ)は23㎝までと定められています

13段上がり切りの場合、蹴上高さは226.3㎜ また建売住宅では13段階段のところが多いみたいです。

建築基準法の23㎝をクリアしていますので、大丈夫なのですが、

やはり段が1つ1つ高いため、階段を上っていくのも14段や15段より足を高く上げなければならないため

やはり上るのも14段や15段上がりきりと比べて優しくないかと思います。

 

階高が2943㎜ですので、

14段目が2階の場合、階段1段の蹴上高さは210.2㎜

15段目が2階の場合、階段1段の蹴上高さは196.2㎜

となります。私たちマルコーホームでは階段の上りやすさにまで配慮して階段段数を考えて提案しています。

バリアフリーの基準の計算の仕方は意外と難しく、しっかりと計算をしなければ実際には判別できません。

ですが最も高い基準で見たとしても、階段1段の高さは205mmまでが良いとしています。

諸条件ありますので一概には言えないと解釈してください。

つまり

13段の階段は・・・

「高齢者にやさしくない階段」

ということです。

 

それもとうひとつ、

13は不吉だとか、いろいろ言われていますが、様々な方が言われているように13を不吉とするのは西洋の言い伝えですし現代では、わが国で4や9が死や苦で避けたいというのと同じ程度の意味しかないです。気にするか、気にしないかは人それぞれではありますが、Maruko-Homeが13段を可能な限り避けて設計する理由はやはり

繰り返しますが

「高齢者に優しくない階段」

だからです

ご拝読ありがとうございました

 

笑顔が集まる家づくり

Maruko-Home

 

 

 

Array

Umi坊主 このスタッフが書いた記事を読む

すべてはお客様のために

すべてはお客様のために

このスタッフが書いた記事を読む

top