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古(いにしえ)の縁起を大切に

STAFF

ブログをご覧いただきありがとうございます

Umi坊主です

 

今回取り上げさせていただきますテーマは

「縁起」です

普段、生活をしていまして縁起を担ぐということは

少ないのですが、「縁起が良い」とか「縁起が悪い」とかを

耳にしますと、やはり気になります。

 

そこで今回建築に関する「縁起」について少しお調べしたものを

ご紹介させていただこうかと思います。

①畳

一般住宅に畳を敷く場合、「畳の合わせる目が十字にならないように」というルールがあります。

江戸時代より畳の合わせ目が十字にならない敷き方は縁起が良いとされていたそうです。

このルールに沿った敷き方を『祝儀敷き(しゅくぎじき)』、

ルールに反している敷き方を『不祝儀敷き(ふしゅくぎじき)』と言います。

一般的に6帖のお部屋は通常Aのような式方になっていると思います。

これを祝儀敷き(しゅくぎじき)といいます。

合わせ目が十字にならないので縁起が良いとされ、婚礼等のお祝い事の席ではこちらの敷き方だそうです。

 

またBの場合は、目が十字になる並びかた。

昔は葬儀など縁起の悪いときに畳を「不祝儀敷き(ふしゅくぎじき)」の配置に敷き直していたそうです。

現在ではその風習はなくなりましたが、寺院、仏閣、旅館の大広間などでは不祝儀敷きを採用しています。

旅館・ホテル・料亭等の大広間は普通の家の座敷と違い大勢の方が利用する場所です。

主に食膳を並べて宴の場に利用されることから、お客様の並びと畳も同じ向きで並んでいると見映えも良く、

作業しやすく、傷みにくいというメンテナンス事情もあり採用されています。

 

畳の敷き方『祝儀敷き(しゅくぎじき)』『不祝儀敷き(ふしゅくぎじき)』

4畳半の和室の場合

 

半畳の位置を北東角にもってくると鬼門(陰陽家で鬼が出入りする門とされ、万事につけて忌み嫌われる方角)となる為避けることが多いです。

Aが祝儀敷き。Bが不祝儀敷きとなります。

CとDは一見似ていますが、実は意味が全く異なっています

4畳半の和室で、半畳を中央に配置する場合、Dのようにまわりの畳を左回り(卍型)に配置する敷き方を『切腹の間』と呼ばれています。かつて武士の切腹の際に用いられた敷き方であり、切腹した人を中央に置き、事が終えた後中央の畳だけの交換で済ませることができるとされた敷き方で、現在でも縁起が悪いと避けられている敷き方です。

茶室や掘りごたつのある4畳半の和室で半畳を中央に配置する場合はCのように風車のように右回り(時計回り)に配置しましょう。

 

新築の際Maruko-Homeでは建築家や畳屋がこのような基本的なルールに基づいて配置をしているので皆さんのご家庭でも『祝儀敷き』の敷き方になっていると思います。

昨今ではへりを付けない「へりなし畳」の流行りや見映えなどもあり、1帖畳を見る機会も減りましたが、「縁起が良い」という目に見えない部分にまでこだわり、お客様の笑顔のために家づくりを行っています。

おうちづくりのご相談は、ぜひ当社展示場スタッフまでご相談ください

笑顔が集まる家づくり

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