床材の種類
Date:2023/7/30Author: アクン
無垢材
無垢材は、天然木をそのまま加工したもので、質感が柔らかく触り心地も良いため、本物志向の方に人気があります。
ただ、木目に沿って割れやすいため、細かい加工が難しく、温度や湿度によって伸縮や反りが発生しやすいという注意点もあります。
また、重量が重く、天井などには施工しづらいというデメリットもあります。
さらに定期的にオイル塗装などのメンテナンスも要する材です。
挽板材
「挽板」とは、天然木を2~3mmの板状に切り出したものです。これをフローリングや化粧板の表面材として使います。
表面材としては十分に厚いため、無垢材とあまり変わらない質感を得られるのがメリットです。
ただし、無垢材と同様に温度や湿度による伸縮・反りは否めません。また、細かい加工も困難です。
突板材
「突板」は、天然木を0.2~0.3mm程度のシート状にスライスしたもので、表面材としては薄いため、触り心地は無垢材と比べると硬いものの、
軽量で品質が安定しやすいという特性があります。
また、基材には合板などを用いるため、伸縮や反り・木割れなどのリスクを軽減でき、細かい加工も可能な上に、低コストなのも魅力です。つまり、無垢材や挽板のデメリットを解消できるのが、突板です。
ただし、表面材が薄いため、深い傷が付くと補修が難しいという難点もあります。
シート材
木目を印刷したシートを表面材に用いたパネル材で、天然木は一切使われていません。
最近は木目の色柄ラインナップが豊富なものの、木肌感はありません。
素材によっては耐水性や耐熱性が高いため、無垢材や挽板、突板では向いていない場所へも施工することができます。