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3寸・4寸 屋根勾配って何のこと?

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いつもブログをご覧いただきありがとうございます

Umi坊主です

 

屋根の勾配をあらわす数字で【寸(すん)】という単位があります

何気なく住宅会社の人が使う単位なのですが

聞いている一般の方は、「すん?」となるケースはないでしょうか

 

そこで、今回この【寸】について、紐解いていきたいと思いますので、お付き合いください

 

屋根をイメージするとき、多くの方が角を頂点に持つ三角形を頭に浮かべます。

屋根の特徴は頂点から地面に向かって傾斜する面であるという共通した理解があるからです。

この時の屋根面の傾斜を「勾配」と呼び、屋根の場合は屋根勾配と続けて表現されることが多くあります。

この勾配を表す単位が「寸」です。もちろん角度で表すこともありますし、

分数表記の場合もありますが、寸での表記が一番多く用いられます。

寸が大きくなるほど傾斜がきつくなり、角度によって「緩勾配(かんこうばい)」とか「急勾配」という言い方がされます。

どの家にもある同じ屋根なのに勾配がゆるい家と急な家があります。

勾配を表す「寸」は水平方向の寸法を10と置いたときにどのくらい屋根が立ち上げっているかを表す単位です。

言葉で言うと分かりにくいですが、図を見て頂くと簡単です。

寸であらわすときは単純に、「10」ではない縦に付けられた数字をとって「○寸」と言います。

寸が一つ上がるたびに約5〜6度傾斜が上がります。ちょうど10寸で45度の傾斜になります。

1寸よりも細かな「0.5寸」という刻みも存在します。

 

建築家はこの【寸】を図面に表記することでどの程度の屋根勾配なのかを共有しているんです

寸の意味はこれでご理解いただけたかと思います

ちなみに

「必要最低勾配」と呼ばれる施工に必要な勾配の最低値が定められています

例えば

スレート屋根だと3寸以上

瓦屋根だと4寸以上

 

といった具合です

この必要最低勾配は「雨水が正しく流れるために必要な角度」として設けられ、

この条件を無視してしまうと雨漏れなどの雨水で発生するトラブルにつながることがあります。

この点に関しては、建築家がしっかりと理解したうえで設計してくれますのでご安心を

 

ご計画中の皆様

次からは、お打合せでもしも、「寸」という言葉が出てきても

安心ですね♪

 

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